
犬が「ハァー」や「フゥ」と、まるで人間のようにため息をつく姿を見たことはありませんか?
犬を飼っている人であれば、おそらくほとんどの人が見たことがあるでしょう。
それでは、犬はなぜため息をつくのでしょうか?
この記事では、犬がため息をつく理由についてまとめています。
犬がため息をつく理由
リラックスをしている
犬は人間同様に、リラックスをしているときにため息をつくことがあります。
飼い主の側にいると安心するため、ため息をついてしまうのです。
日向ぼっこや、散歩から帰ってきたときにつくため息も、リラックスをしているからだと考えらえます。
犬のつくため息は、ほとんどがこの理由かもしれません。
不満を感じた時
犬は自分の思い通りに行かなかったり、なにか不満があるときにもため息をつきます。
知らない人に無理やり抱っこをされたり、散歩に行きたかったのに行けなかったりしたときにため息をついて不満を露わにします。
寝ている最中に邪魔をされたときなどにも、ため息をつく姿が見られます。
匂いを嗅ぐことに集中したいとき
犬は遠くの匂いを嗅ぎたいときなどに、鼻通りを良くするためにため息をつくことがあります。
これは特に散歩のときに見られます。
散歩中に気になる匂いを感じたときに、匂いの出所を察知するためにため息をつき、匂いを嗅ぐことに集中するのです。
疲れを感じている
散歩中に突然止まり、ため息をついた場合には、疲れてしまっていることが考えられます。
ため息をつきその場から動かなくなったときには、散歩に疲れてしまったかもしれません。
そういった際は、休憩をしながら散歩をするようにしましょう。
無理に散歩を急かすことはせずに、犬のペースで散歩を楽しんでみることをおすすめします。
特に疲れやすい老犬に見られるのが、この理由かもしれません。
病気の可能性も?
頻繁にため息をつく場合は、病気の可能性も考えられます。
フィラリアや器官虚脱、心臓病などが原因で呼吸がしにくくなっているのかもしれません。
もしも何度もため息をつくのであれば、一度動物病院へ連れて行ったほうが良いでしょう。
短いため息をつくときは不満爆発寸前?
「フンッ」という短いため息をつく場合、犬の不満は爆発寸前かもしれません。
自分の気持ちを飼い主にわかってもらえないという気持ちが最高潮に達し、「フンッ」と飼い主に向けた不満をぶつけているのです。
この際は、不満を解消してあげるためにも、なるべく要求に応えてあげたほうが良いといえます。
まとめ
犬がため息をつくのは、私たち人間と同じような理由が多いです。
リラックスをしていたり、不満を感じていたりと理由はさまざまですが、ほとんどが問題ないといって良いでしょう。
ですが、短いため息は犬の不満が爆発寸前であることもあります。
また、何度もため息をつく場合は、病気の可能性も考えられます。
病気をいち早く気が付くことができるようにするため、日頃から犬の様子を観察するようにしましょう。