
まれにですが、未だにノーリードで犬を散歩している人を見かけます。
そういった人は、「犬に首輪・リードをつけると苦しそうでかわいそう」だったり、「うちの犬はどこにも行かないから大丈夫」と言い訳をすることが多いです。
それは、犬のことを考えての行動かもしれませんが、逆に犬を不幸にしていることを理解しなければなりません。
犬をノーリードにする危険性
突然道路に飛び出すことも
「うちの犬はきちんと歩道を歩くから大丈夫」と考えている人がいたら、それは大間違いです。
犬は突然走り出してしまうこともありますし、想像つかない行動をとることもあります。
例えば、急に子どもが向かってきてびっくりしたり、交差点で自転車にぶつかってしまうもあるでしょう。
そういった想定外の出来事に驚き、犬が道路に飛び出してしまったら、最悪の事態になることは明白です。
そうならないためにも、犬には必ずリードをつける必要があるといえます。
人に怪我をさせる可能性がある
いつもは温厚な犬も、身に危険を感じたりすると、相手に対して攻撃的になることがあります。
実際に犬の散歩中に他人に怪我をさせてしまい訴訟問題となり、1,000万円の損害賠償の判決が出た例もあるのです。
犬の顎の力はかなり強く、人の指であれば簡単に食いちぎってしまうことができます。
そんな犬を抑えることができるのは飼い主であり、リードなのです。
伸縮リードにも気を付けよう
よく伸縮リードを使用して犬の散歩をしている人がいます。
しかし、地域の条例にもよりますが、「犬のリードは1~2m以内」と定められていることが多く、伸縮リードは公には認められていない道具ともいえるのです。
伸縮リードは、先述したように突然道路に走り出してしまったときに止めることができなかったり、リードに引っかかってほかの人が怪我をしてしまう可能性もあります。
しかし、ドッグランなどでいきなりノーリードは不安だという人には、伸縮リードを使用してみても良いでしょう。
まとめ
ノーリードは、人も犬も危険に晒してしまいます。
リードをつけていない犬は、本当に気楽で幸せなのでしょうか。
それが人や車通りの多い道であれば、犬が怪我をしてしまったり、逆に人に怪我をさせてしまうリスクは高くなります。
そのため、犬の散歩をするときには、必ずリードをつけるようにしましょう。