
結婚を機にドイツで生活しています。ずっと他に日本人が居ない地域に住んでおり、常に“日本欠乏症”のような状態でした。
柴犬グッズを買い漁る私に…
そのせいか犬を見る度に「シバーーー」としつこく言い、日本に帰ると柴犬グッズを買いまくる私を哀れに思ったのか、ドイツ人夫はネットで柴犬の仔犬情報をよくチェックしていたようです。
ある日の夕方「うちの州にShiba Inuの仔犬がいるらしいから明日見に行こう!」と言ってきました。
「明日!?」

5歳になった姫。満開の菜の花畑で
柴犬の子犬を見にブリーダーのもとへ
血統書付きへのこだわりは全くなく、雑種や保護犬にも興味はあったのですが、あまりに日本に飢えた生活のため「ドイツで柴犬を飼う」のが夢でした。
柴犬の数そのものが多くないため、保護中の柴犬を見つけるのは難しく、数少ない柴犬ブリーダーさんの情報がたよりでした。
翌日行ったブリーダーさんのお家には仔犬が2匹いました。兄弟ではなく1匹は12週、もう1匹は9週目の女の子。
日本に里帰りする時の預け先を考えると1匹に絞らないといけません。
両方とも超可愛いから、難しい!!!
すごく悩みましたがキツネ顔ではなく、タヌキ顔のおチビちゃんに決めました。

タヌキ顔(下)とキツネ顔(上)の仔犬
子犬が家族に!でも問題が…
連れて帰って良いというので、そのまま私達の家族になりました。
しかしその日は祝日(ドイツでは基本的に日曜・祝日はお店を開けてはいけません)。
ブリーダーさんから分けてもらった餌が数日分はありましたが、トイレシートとかゲージとか何もな~い!慌てて段ボールハウスを作りました。
我が家に着いてからしばらく全く動かず「歩けないのかも???」と心配になりましたが(ブリーダーさん宅で歩いている姿は見てませんでした)、夜になったら急にテンション高く走り回りました。

コタツ布団の上がお気に入りスポットに
名前は…
「桜・Sakura、柚子・Yuzu、小梅・Koume」など日本的な名前をいろいろ書き出したリストを見て夫が「これ、姫・Himeが良い!」と名前を決定しました。
子供時代から社会人になるまで飼っていた2匹は姉妹のような存在でしたが、子供がいない私達夫婦にとって姫は掛け替えのない我が子となりました。
毎週土曜日の更新ですが、次回は7月11日(土)に更新予定です。