
犬の早食いは、もともと敵に食料をとられないようにするためですので、仕方ない部分はあります。
しかし、犬の早食いはドッグフードを喉に詰まらせるリスクや、消化器官に負担がかかり嘔吐の原因にもなってしまうため、やめさせたほうが良いです。
そこで今回は、犬の早食いをやめさせる方法と、早食い防止グッズをご紹介します。
目次
犬が早食いをする原因
もともと丸呑みをしている
犬の牙は、獲物の肉を食いちぎるためにあります。
逆にいえば、それ以外に犬の牙を使用する機会というのは、ないといっても過言ではありません。
小さなドッグフードは食いちぎる必要がなく、噛まずに丸呑みをします。
また、味覚が人間よりも発達していない犬は、食べ物をよく噛んで味わうという習慣がありません。
ドッグフードをすべて丸呑みをすることで、早食いに繋がっているのです。
敵に取られないため
祖先といわれているオオカミは、獲物を捕らえたら敵に取られないように、急いで獲物を食べてしまわなければなりませんでした。
その本能的な部分は、犬も同様と考えられています。
もちろんほかにペットがいない場合は、ドッグフードを取る敵はいませんが、野生の本能で犬は早食いをしてしまうのです。
しかし多頭飼いをしている家では、ほかの犬にドッグフードを取られないようにと、早食いをしている犬もいるでしょう。
犬の早食いをやめさせる方法
ゆっくりと食べさせる
先述したように、多頭飼いをしている家では、犬の早食いが多く見られます。
早食いを防止するためにも、食事のときは1匹ずつケージに入れるなどをし、ゆっくりと食事をできる環境にしてあげることで、早食いをしなくなるかもしれません。
早食い防止の食器を使う
犬の早食い防止に一番効果的なのが、早食い防止用の食器を使用することがです。
早食い防止用の食器は、凹凸があったり食べにくいような形をしているため、ドッグフードを食べるのに必然的に時間がかかります。
食事に時間がかかるため、満腹感も大きくなるでしょう。
おすすめの早食い防止用食器
SuperDesign早食い防止ボウル
この食器は凹凸になっているため、犬の早食いを防止することが期待できます。
食べにくいため犬は必死にドッグフードを食べようとするでしょう。
また、この食器は滑り止め付ですので、誤って食器をひっくり返してしまう可能性も低いです。
Amazonベーシック サッカーボール型食器
サッカーボール型のユニークな形をした、早食い防止用の食器です。
かなり変わった形をしているため、犬は舌をうまく使って食べないといけません。
食べ終えるのにかなりの時間を必要とするため、満腹感も大きく得ることができるでしょう。
Outward Hound 早食い防止用食器
まるで迷路のような形をしている、犬の早食い防止用の食器です。
洗うのに少し手間がかかるかもしれませんが、効果的に犬の早食いをやめさせることができるでしょう。
まとめ
成犬のころは良いかもしれませんが、消化器官が発達していない子犬や、老化が見られる高齢犬などは早食いを直したほうが良いでしょう。
しつけで早食いをやめさせることができれば良いでしょうが、本能的な部分もあるため、なんともいえません。
そこで今回ご紹介した早食い防止用の食器を使用し、犬の早食いを効果的にやめさせてみてはいかがでしょうか?