ペット先進国・ドイツの犬事情!日本との違いは?
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ペット先進国として取り上げられることの多いドイツ。
日本とドイツでは、犬との暮らしにどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、ドイツの犬事情や日本との違いについて考えていきます。

犬を飼い始めるときの違い

ドイツにはペットショップが少ない

ドイツでは、日本に比べてペットショップが非常に少ないです。

しかし、決して法律で禁じられているわけではありません。

そのため、州によっては生体販売を行っている店舗があります。

ただし、ブリーダーの連盟では、国の法律より厳しい基準が設けられています。

そのなかで、ペットショップに犬を売った会員は除名といった決まりがあるそうです。

これは、日本との大きな違いといえるでしょう。

マイクロチップ装着は義務?

マイクロチップを装着していると、保護された際に、飼い主の確認が迅速に行えます。

日本では、今年から販売業者に対してマイクロチップの装着が義務化されました。

しかし、一般の飼い主については努力を求めるにとどまっています。

そのため、すでに飼育されている犬の中では、普及率は1割ほどです。

一方のドイツでは、州によって、マイクロチップの装着が務化されています。

そのため、ドイツでの普及率は3割程度であり、日本より高いと言えるでしょう。

犬の学校を探す

日本では、自宅で過ごすために必要のしつけを、主に飼い主が行います。

しかしドイツでは、犬を飼い始めたら学校を探すことが一般的です。

ドイツでは、日本より多くの店舗や公共交通機関で、犬の同伴が認められています。

そうした環境も、犬に十分なしつけを行う習慣につながっているのでしょう。

犬の学校に通わせることは、日本では、いまだに特別と思われがちです。

もしかすると、問題行動が治らない犬が行くというイメージがあるかもしれません。

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犬の保護と処分に関する違い

ドイツでは民間の保護施設が主体

日本では、迷い犬や遺棄された犬は、保健所が保護します。

保健所では敷地や費用の問題などから、1週間前後しか犬を保護できません。

一方のドイツでは、民間の保護団体が保護の主体です。

ドイツでも、行政の施設では十分な保護を行うことはできません。

そのため、民間団体が行政からの委託を受けて活動しています。

譲渡率の違い

日本の保護犬のうち、飼い主に譲渡や返還される犬は、75%程度です。

一方のドイツでは、譲渡率は90%前後と言われています。

また、保護された犬が、スペースや費用といった理由で処分されることは稀です。

民間団体が保護の主体になっていることもあり、殺処分は基本的に行いません。

ただし、治療が困難な病を抱えている場合や、危険とみなされた場合は例外です。

厳しい基準に照らしたうえで、安楽死が選択されることがあります。

法令違反には厳しいドイツ

日本では、犬にリードを付けていないだけで罰せられることは、ないかもしれません。

何らかの被害が出てはじめて、飼い主が罰則を受けることがあります。

しかしドイツでは、放し飼いに対して、非常に厳しい対応をする州もあるようです。

極端な例では、警察や猟師による射殺が許可されることもあるといいます。

過去に、猟犬による人畜への被害が多かったためとも考えられるでしょう。

野犬に対しても、この処分が適用されることがあります。

犬を守る法律の違い

散歩に関する法律の違い

日本では、散歩について具体的な法的義務はありません。

法律では、適正な飼養や健康の保持という文言にとどまっています。

一方のドイツでは、犬の散歩に関する新しい法案が提出されました。

それは、12回以上かつ合計1時間以上の散歩を義務化するというものです。

以前からドイツでは、屋外での散歩を行うことが法律で決められていました。

しかし、十分な散歩をしない飼い主もいるため、より具体的な法案ができたようです。

飼育環境に関する法律の違い

居住スペースの広さについても、ドイツのほうが細かく法律で定められています。

また、室内飼いの場合は、日光や空気が十分届いていることも必要です。

そのほかにも、長時間の留守番は虐待とみなされる場合があります。

いずれの法律も数値が明記され、日本の法律と比べて具体的です。

ドイツでは、これらに違反していると指導や罰則が課されるかもしれません。

飼い主としても、明確な基準が示されることは安心につながるでしょう。

繁殖に関する法律の違い

日本でもドイツでも、出後8週未満の犬は、販売や引き渡しが禁じられています。

この期間は、母犬のもとで社会性や心理的安定を獲得するために重要です。

また、ドイツではブリーダーに対して、さらに細かい法的な決まりが課されます。

例えば、同時に生まれた子犬を3組以上飼育することは許されていません。

さらに、1頭の子犬は14時間以上を人間と過ごす必要があります。

そして、授乳期の母犬を、つないで飼育してはいけないとされているそうです。

犬との生活の違い

ドイツには「犬税」がある

日本では、犬を飼っても税金がかかることがありません。

しかし、ドイツには犬税というものがあります。

州によって金額には差があるようですが、1頭目より2頭目の犬税は高額です。

また、闘犬などの危険犬種を飼う場合は、犬税も高くなります。

これには、無責任な多頭飼いや危険犬種の飼育抑制といった狙いがあるようです。

納められた犬税は、犬に関する公共施設の整備などに使用されるといいます。

ドイツは愛犬と同伴できる場所が多い

日本では、犬を連れて入ることができる店舗は多くありません。

しかし、ドイツでは十分なしつけを前提に同伴できることが多いです。

また、日本では公共交通機関に犬を乗せるために、クレートなどが必要です。

一方のドイツでは、愛犬をそのまま乗せられる公共交通機関があります。

その際には、犬の分の運賃を支払うことが多いようです。

貨物でなく、子供などと同じ扱いである点が、日本との違いといえるでしょう。

ドイツでは犬にパスパートがある

日本では、犬にパスポートはありません。

海外へ行く場合には、輸出という扱いで検疫を受けることとなります。

しかし、ドイツでは、動物病院での犬用パスポートの発行が可能です。

もちろん世界共通でなく、有効な範囲はEU内に限られます。

犬用パスポートの提示で、検疫の手間や時間が短縮されるそうです。

また、予防接種について記録されているため、摂取の証明にもなるでしょう。

まとめ

ペット先進国であるドイツでは、犬の権利が多くの法律で守られています。

また、しつけに対する考え方にも、日本との違いが見られるでしょう。

環境の違いはありますが、愛犬との生活に生かせる部分があるかもしれません。

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