愛犬の毛が抜けている…と気付いたら?犬の脱毛症の原因と対処法
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犬の毛が一部だけ抜けていたり、極端に薄くなっていることはありませんか?
犬の毛並みは、健康状態を示すバロメーターになります。
もしかしたら犬の毛が抜けるのは、脱毛症が原因かもしれません。
どのようなことが原因で、脱毛症が起きるのでしょうか?
また、脱毛症になった場合に飼い主は何をしたら良いのでしょうか?
この記事では、脱毛症の考えられる原因や治療についてご説明します。

脱毛症の原因

ストレス

運動や飼い主との触れ合いが不足することで、犬はストレスを感じます。

犬にとっての身近なストレス解消法は、体を掻いたり舐めることです。

そうした行動の繰り返しで、毛が抜けたり薄くなることがあります。

また、強いストレスも脱毛症の原因です。

ストレスは、免疫や自律神経の働きの障害になります。

そのために換毛のサイクルが乱れ、脱毛が起きてしまうのです。

皮膚疾患

皮膚疾患により毛根の働きが低下すると、毛が抜けやすくなります。

炎症が起きていれば、炎症部分を掻いて悪化させてしまう犬も多いでしょう。

皮膚疾患の原因として最も多いのは、ダニやシラミなどの寄生虫です。

また、食品やハウスダストなどによるアレルギーも、皮膚疾患の原因となります。

さらに、生活習慣やケアによって皮膚のバリア機能を低下させてしまう可能性もあるでしょう。

すると、膿皮症や脂漏症といった疾患のリスクが高まります。

先天性疾患やホルモン異常

代表的な先天性疾患として、被毛脱毛症やパターン脱毛症が挙げられます。

換毛サイクルの先天性異常が多いのは、短毛のダルメシアンやドーベルマンです。

そしてパターン脱毛は、小型のチワワやミニチュアピンシャーに多いとされます。

後天的疾患の原因となるのは、甲状腺機能障害やクッシング症候群などです。

ホルモンバランスが崩れることで、換毛サイクルが乱れたり脱毛が起きます。

また生殖器の手術後に性ホルモン失調のため、脱毛症になる場合もあります。

Point
脱毛症の原因はストレスや皮膚疾患のほか、遺伝性疾患やホルモン異常がある。
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脱毛症の症状

被毛が育たない

先述した疾患のうち、被毛脱毛症とパターン脱毛症がこれにあたります。

特定の色の毛が育ちにくく、その部分だけ脱毛しているように見えてしまうのです。

ですが実際は、弱く切れやすいため毛が非常に短くなってしまっている状態です。

被毛脱毛の好発年齢は4ヶ月~3歳頃とされ、単色の犬には起こりません。

パターン脱毛症は69ヶ月に好発し、症状の特徴としては左右対称に症状が現れることです。

正常な換毛が行えない

ダブルコートの犬は、季節に合わせてを換毛期を迎えます。

換毛期には通常、抜けた分を補う量の毛が新たに生えてくるものです。

しかし、周囲の環境や体調によりサイクルが乱れる場合があります。

新たな毛が生えないため、結果的にその部分が脱毛した状態になってしまうのです。

病的なものもありますが、近年では冷暖房が原因となっている場合もあります。

生えていた毛が抜ける

皮膚疾患により表皮の状態が悪化すると、毛穴が本来の機能を果たせません。

また内分泌障害や加齢で毛細血管が弱まると、毛根に栄養が届かなくなります。

その結果、生えていた毛が表皮に留まれなくなり抜け落ちてしまうのです。

Point
脱毛症は毛が抜けるだけでなく、育毛不良や換毛不全の場合がある。

脱毛症の治療方法

生活習慣の改善

皮膚疾患による脱毛は、見ている飼い主もそうですが、犬にとっても辛いものです。

原因が分かっていて改善できる場合を除き、ほとんどは受診が必要となります。

受診によって、現在の状態を正しく把握することが大切です。

原因や状態を正しく把握することで、生活改善の方針が定まってくるでしょう。

アレルゲンを避けたり、食事やシャンプーで脱毛症が改善することもあります。

薬やホルモンの投与

炎症がひどい場合や寄生虫に対しては、薬による治療が行われます。

薬により炎症を抑えることで、皮膚状態の改善と犬の苦痛軽減が期待できるでしょう。

また真菌や細菌による皮膚炎の場合は、抗菌のための薬が必要です。

寄生虫に対しては、駆除のほか寄生しづらくする目的で薬を使用することもあります。

遺伝性疾患やホルモン失調に対しては、ホルモン投与が有効な場合もあるでしょう。

手術が必要な場合

クッシング症候群による脱毛症では、手術が必要となることがあります。

クッシング症候群は多様な症状が現れる疾患であり、手術はリスクが大きいものです。

この病気には、原因や状況により投薬や放射線治療といった選択肢もあります。

いずれの場合も医師からの説明を受け、犬の健康状態を考えながら決めていきましょう。

Point
犬の脱毛症は、生活習慣の改善や投薬による治療が基本。
手術が必要な場合もあります。

脱毛症の予防方法

毎日のブラッシングで皮膚の健康チェック

犬の皮膚を観察するためには、毎日のブラッシングが大切です。

ブラッシングは毛並みを揃えるだけでなく、皮膚に赤みやフケが無いか確認する意味もあります。

尻尾の下や脚の内側など、普段は見えづらい部位にも脱毛症のリスクがあることを知っておきましょう。

早期に発見することで、重症化を防ぐことができる可能性があります。

また、ブラッシングで古い毛を取り除くことで、通気性が上がり皮膚が蒸れにくくなるでしょう。

皮膚を清潔に保つ

定期的にシャンプーをすることで、皮膚が清潔に保たれます。

犬種にもよりますが、シャンプーの頻度は月12回が適切です。

シャンプーを身体に付ける前に、しっかりと犬の地肌まで濡らしましょう。

犬のシャンプーは、洗うより流すことと乾燥が大切です。

シャンプーの皮膚に残っていると、皮膚疾患の原因にもなります。

また、犬が使用しているクッションや敷物にも注意が必要です。

こまめに洗濯や日干しをすることで、ダニやカビの発生を防ぐことができるでしょう。

ストレス解消と血行促進

散歩などの運動は、犬にとって大きなストレス解消となります。

その犬に合った時間やコースで、十分に散歩をしましょう。

散歩以外にも、一緒に遊んだり触れ合う時間も大切です。

精神面だけでなく、動くことで血行は良くなっていきます。

皮膚や毛に栄養を届けているのは、毛細血管です。

肌代謝や換毛を助けることで、皮膚のバリア機能が高まるのです。

Point
脱毛症の予防には、観察と清潔保持が大切。
運動でストレス解消とバリア機能向上を。

まとめ

犬の脱毛症には、さまざまな原因があります。

まずは日頃の習慣で、皮膚疾患の予防に努めましょう。

そして、もしも脱毛症になってしまったらなるべく早めに動物病院へ連れて行きましょう。

かゆみや痛みのある皮膚疾患は、犬にとってつらいものです。

早期発見ができるように、日頃からブラッシングなどで犬の身体の異変をチェックできるようにしておきましょう。

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