
あなたの愛犬は、「おいで」と言ったらしっかりと足元まで来ますか?
おそらくほとんどの飼い主の人が「できる」と言い、ほとんどの犬が「できていない」でしょう。
ここでいう「呼び」とは、どんな状況であっても自分の下へ来なければいけないということです。
今回は、犬がしっかりと自分の下へ来るような「呼び」のしつけ方法をご紹介します。
犬の「呼び」のしつけ方法
まずはロングリードをつけながら
はじめに、「呼び」のしつけを行う際は、ロングリードを使用するようにしましょう。
これは、犬を自分の下まで呼びやすくできるのと、万が一どこかへ走り去ってしまわないように予防する意味があります。
ロングリードをつけた犬を「おいで!」や「来い!」と言い、犬から後ろ向きに離れていきましょう。
そうすることで、犬は逃げるものを追う習性から、飼い主の下へ来やすくなります。
そしてロングリードを手繰り寄せながら、自分の足元までしっかりと戻ってきたら、思い切り褒めてあげましょう。褒める際はボールなどのおもちゃをご褒美として与えるようにすると効果的です。
慣れてきたらノーリードで
ロングリードをつけた状態でしっかりと自分の下へ戻ってくるようになったら、ノーリードでの「呼び」をチャレンジしてみましょう。
ノーリードでもやることは同じです。
「おいで!」のコマンド(命令)とともに、犬のほうを向きながら後ろに下がっていきます。
犬はロングリードで何度もしつけをしたことにより、「呼び」の意味を徐々に理解しているはずですので、飼い主の下へ走ってくるはずです。
ここでもしっかりと自分の足元に犬が戻って来るように、辛抱強く待ちましょう。
そしてもしも「呼び」のしつけが成功したら、ロングリードをつけていたときよりも大袈裟に褒めてあげます。
最終的にはその場で呼ぶ
ノーリードでもしっかりと犬を呼ぶことができるようになったら、後ろに下がらずにその場で犬を呼ぶことができるようにしましょう。
さらには、ほかの人や犬に協力をしてもらい、犬の近くで遊んでもらったり、犬の名前を呼んでもらいましょう。
それに気を取られずに自分の下へ犬が来るようになれば、「呼び」のしつけは完了したと言っても良いでしょう。
まとめ
「呼び」の最終的な目標は、いつどんな環境であっても愛犬が「呼び」のコマンド(命令)で自分の下へ走って来ることです。
しかし、犬のまわりにはたくさんの誘惑があります。
その誘惑に負けずに飼い主の下へ来るには、日頃からコツコツと「呼び」のしつけをすることが大切です。
愛犬が飼い主の下へ戻りたいと思えるよう、日々コミュニケーションをとることも心がけるようにしてください。